5つの道


 ジョスリン・ゴドウィンは、その著書『図説 古代密儀宗教』(吉村正和訳、平凡社、1995)の序(pp.7-50)において、多くの宗教、宗派、信仰には、その基礎に横たわる霊的態度或いは方向付けから、5つの道に分類できる、とする。そして、「この五つの<道>は古代だけに適用されるものではない〔…]そのいずれかは、時代や民族を超えて、すべての人間的な憧憬に見出されるはずのものである。密儀が正当化され、理解されるのは、それが信徒たちを原型的な道に沿って導いていくという理由による。」(P.10f.)とする。

 氏の各原型の解説について、私は必ずしも同意するものではないが、氏の5つの道、5類型は、その名称によって示されるアプローチ方法だけでも承知していると、非常に便利なので、ここに紹介する。氏の分析の詳細については、図書館等で上記書籍に当たって欲しい。

 氏は、次の5つの道を挙げる。


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作成者: JAGD
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