Caseの数秘術


 数秘術は、オカルティズムにおいて極めて重要である。Paul Foster Caseもその著作の多くで、Tarotやゲマトリアを使い、数字による解説を行っている。Caseの数秘術の基本は、先行するウェストコットのNumbersなどの影響を受けながら、基本的にスタンダードなものである。Caseは多くの著作で0〜10の数秘術の基礎となる数字の解説を行っおり、数秘術を重視していたことが窺われる。
 Caseの数秘術において、興味深いものの一つは、The Tarot: A Key to the Wisdom of the Ages (1947)で紹介されているKey of the Cosmos and Numbersである(注1)。これは、生命の木に、算用数字を投影したもので、発想自体は、GDにおける、月の三相やヘルメスの杖の生命の木への投影と同じである。
 Caseはこの図を用いて、上記Tarotの二章で、0〜10の数を紹介し、章末でThe Pattern on the Trestleboad(Caseによる0から10に割り振れられたアファメーション)を紹介している。
(注1) 引用図は、The Tarotより。興味深いことに、Case又はTarotの編集者は、この図にあえて1927年と記している。
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作成者: JAGD
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