タロットの主要な名品の画像データについて、適時それを参照できるように、利用者に所在情報を提供すること。
本ページの作成に当たっては、ツィッター上における夢然堂(@valet_de_coupe)さんやmare nostrum(@marenostrum2)さん等のツィート、その他多くのタロット愛好者のHP等を参考にさせていただきました。
ただ、余りにも煩瑣なため、参照させていただいたコメント等の細かい出典は原則として省略している。
その点については、心よりお詫びを申し上げたい。
参考にさせていただいた方々には、心より感謝し、お礼を申し上げたい。
検索の便を考えて、アルファベット表記を多用した。
これにより、本稿で表示されている単語をググることにより、比較的容易に復刻版等の情報にアクセスし得ると予想される。
また、紹介に当たっては、
作成途中。コメント等は適時追加。情報提供は常に歓迎。
本段落執筆時(2021年10月23日)、Cult of Tarot ForumというサイトのAll Historical Tarot Decksにおいて歴史的なタロットのデッキが紹介されている。そちらも参照されたし。
ここでは、古典タロットとは、いわゆる
また、ここに、ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロットとは、
また、これらの多くは、いわゆる私たちが「カード」との言葉で連想するものよりも大判で、シャッフル等に適さない形が多い。
[作成又は編集]1392
[URL](最終確認日://)
[Comment]フランス国王シャルル6世を慰めるため、画家Jacquemin Gringonneurに描かせたものと言われる。
残存17枚。
林宏太郎『トランプとタロット』(平凡社、1978)32頁は、その内訳を、女帝、教皇、恋人、戦車、正義、隠者、運命の輪、力、吊るされた男、死、節制、神の家、月、太陽、審判、愚者、及び、刀剣の従者とする。しかし、下を見る限り、それぞれ、女皇は皇帝、運命の輪は世界、の誤りであろう。
)
以下、Tarot dit de Charles VI(1475-1500)として、フランス国立図書館サイトで閲覧できるものをあげる。
[URL]まとめた頁がないようなので省略する(最終確認日:2017/02/22)
[Comment]フランス国王チャールズ6世(1368-1422)を慰めるため、画家Jacquemin Gringonneurに描かせたものと言われる。
残存17枚。なぜ、1475-1500となっているのか不明。
皇帝、
教皇、
恋人、
戦車、
正義、
隠者、
力、
吊るされた男、
死、
節制、
神の家、
月、
太陽、
審判
世界、
愚者、
刀剣の従者。
[作成又は編集]
[URL](最終確認日://)
[Comment]フィリッポ・マリア・ヴィスコンティが、秘書トルトナに作らせたものと言われる。原物は存在せず。備忘のためここに気されている。
[作成又は編集]イタリア人ボニファチオ・ベンボ(Bonifacio Bembo)が作成したとされる。
[URL]http://beinecke.library.yale.edu/collections/highlights/visconti-tarot(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]いわゆるヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット(Visconti Sforza Tarocchi)。
[作成又は編集]
[URL](最終確認日://)
[Comment]アンドレア・マンテーニャ(1431-1506)の作と思われたが、1459年に人文主義運動に対して寛大だったピウス2世(在位1458-1464)がマントゥアで考案したとも言われる。
絵のみで構成された50枚一組のカード。
[作成又は編集]
[URL]http://www.nga.gov/content/ngaweb/Collection/art-object-page.41321.html(最終確認日:2017/03/04)
[Comment]アメリカ合衆国ワシントンの国立ギャラリー蔵。2017年に限定250部でベルギーのSullivan Hismansによる復刻版が出ている。
[作成又は編集]
[URL]http://www.metmuseum.org/art/collection/search/385140(最終確認日:2017/03/04)
[Comment]アメリカ合衆国メトロポリタン博物館蔵。2017年に限定250部でベルギーのSullivan Hismansによる復刻版が出ている。
[作成又は編集]
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105109607(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]いわゆるボローニャ・タロッキーノ(Bologna Tarocchino)とよばれるものか?
ボローニャ・タロッキーノは伝説によればフランチェスコ・フィッバが作らせたとも言われている。この伝説が真とすれば彼の没年1419年以前のデザインということになろう。
いわゆるマルセイユ版の系統。今日知られるTarot de Marseilleとの呼称は、直接には、1930年のB. P. Grimaud社のPaul Marteauの編集した商品名によるようだ。それ以前はどうもイタリア(式)のカードといった名称が主であったようだ。
タロットの歴史を見ると、当初は貴族たちのための手書きの一点もの、その後、木版・印刷機によるカードに移行し伝播したらしい。
本項は、かかる印刷物としてのカードを大きくマルセイユ版としてまとめている。いわゆるイタリア式と呼称されていたものも含むので注意。
[作成又は編集]Jacques Vieville
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10510963k(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]同版は、大アルカナの意匠が他のマルセイユ版と大いに異なる。復刻版あり。RWS(ライダー・ウエイト・スミス)版のKey 19太陽がこのデッキ由来であることは有名(直接にはレヴィによる同カードに基づく「太陽」札の紹介に影響を受けたと思われる。)。
[作成又は編集]Jean Noblet
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105109641(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]ノブレ版。同版とドダル版とでは人物の向きが異なる。復刻版あり。
[作成又は編集]Jean Dodal (Lyon)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10537343h(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
ドダル版。現存最古のType T。ファクシミリ版や復刻版あり。他に大英博物館にフルセットであるとのこと。
なお、同版と先のノブレ版とでは人物の向きが異なる。
[作成又は編集]Jean-Francois Tourcaty (Marseille)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10537348r(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。書き込みは伝Melle Lenormand。
[作成又は編集]Gaetano (Bologne)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105373422(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。ミンキアーテ版。裏が絵になってる。
[作成又は編集]Francois Bourlion (Marseille)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105373496(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
[作成又は編集]J. H. Blanck et Tschann (Colmar)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10537344z(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
男女教皇が春夏に変更。夢然堂さんのツィッターでのコメント(@valet_de_coupe 2016年6月6日)によると、「原ブザンソン版のひとつ、仏コルマールのブランク&チャン版。版木はもともとストラスブールのルイ・ド・ラボワス版のものでそれを受け継いで製作」とのこと。
なお、ブザンソン版に関連し、同氏は、「E・レヴィ以降のフランス系のみならず、ウェイト版やトート版も含む英米の「黄金の夜明け」系タロットでも「月」に道が描かれるのは定番となってますが、大元はド=メレー伯〔註:未確認ですが、上記で紹介している版という意味ではありません。〕です。通常のマルセイユ版にこの道はなく、この原ブザンソン版が元祖。」と指摘している(2014年6月14日)。
[作成又は編集]Francois Isnard(1695?-1765). Graveur.
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10511145z(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]
[作成又は編集]Nicolas Conver (1784-1833). Graveur.
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10513817z(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
[作成又は編集]Nicolas Conver (1784-1833). Graveur.
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10537352g(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品)。
[作成又は編集]
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105160978(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]以下三点は、同じ商品(ブサンソン版)だが別のコレクション。
[作成又は編集]
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10510961p(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]ブサンソン版
[作成又は編集]
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10537345d(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]ブサンソン版
[作成又は編集]
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105109787(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]Romain Merlin (1793-1871)旧蔵品。
[作成又は編集]Ferdinando Gumppenberg (Milan)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105394909(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
[作成又は編集]
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105396813/(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。エピナルのペルラン版?
[作成又は編集]Carolina Ve.va Beltramo (Turin)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105394926/(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
[作成又は編集]Nicolas Conver (1784-1833). Graveur.
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10539497f(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
[作成又は編集]Lequart. Paris.
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10539498w(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
グリモー(B. P. Grimaud)社製イタリア式タロットの元となった版であり、作成会社のルカール社は後にグリモーにより買収されたとのことが。
[作成又は編集]B. P. Grimaud. Paris.
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10539684f(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
マルトー版の前身である『イタリア式タロット』とのこと。
どうもマルセイユ版はながらく「イタリアのカード」という形で売られていたらしい。
[作成又は編集]
[URL]http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/collection_object_details.aspx?objectId=3339008&partId=1&searchText=tarot&page=1(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]B. P. Grimaud社(Paris)によるThe Tarot of Besancon(Lequart社、Paris)の復刻版。いわゆるマルセイユ版の変わり種、ブサンソン版の復刻版の復刻か。法王と女法王がユピテルとユーノで描かれている。
個人的には、前の持ち主の書き込みと思われるが、愚者の白い球(鈴?)が落下している点に注目したい(空中に白い丸がある、数字の0かもしれない)。
前述Lequart(1890, Paris) 版と似ているも愚者だけみると違う。また、上に挙がってるBesancon(1820-1845)にもこの鈴はない。
[作成又は編集]Paul Marteau (1885-1966)。
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10539685w(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
いわゆる「グリモー」版の初期の版。美麗なり。仏デュセル社の復刻版あり。
同サイトのギャラリーで確認できるもの。
http://www.tarot-de-marseille-heritage.com/english/historic_tarots_gallery.html
[作成又は編集]Eteilla(a.k.a. Jean-Baptiste Alliette) (1738-1791)
http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105274748(最終確認日:2017/02/04)
[Comment]Georges Marteau(1858-1916)旧蔵品。
[作成又は編集]Eteilla(a.k.a. Jean-Baptiste Alliette) (1738-1791)、B. P. Grimaud (Paris)
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10543181f(最終確認日:2017/02/22)
[Comment]Paul Marteau(1885-1966)旧蔵品。
[作成又は編集]
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b10528654j(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]6枚のプレートにまとめられた一部分のみ。
[作成又は編集]Alessandro Viassone(Turin)
[URL]http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/collection_object_details.aspx?assetId=1597954001&objectId=3052309&partId=1(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]ピエモンテ版旧版とのこと。双頭。イタリアのトリノ産であるから。フランスの「イタリア式カード」ではなく、また、マルセイユ版とはいわないようだ。
正直カードとして研究する意味は少ないと思うが、メモリアル的な意味で紹介する。夢然堂さんの『黄金の夜明け団員のタロット』1参照のこと。"The pack is accompanied by a small volume entitled "The Tarot" by S.L. McGregor Mathers, 1888"とのこと。
強いて挙げるならば、愚者の蝶、世界の月の冠等が特徴か?
[作成又は編集]Alessandro Viassone(Turin)
[URL]http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/collection_object_details.aspx?assetId=972163001&objectId=3328662&partId=1(最終確認日:2017/02/06)
[Comment]ピエモンテ版新版とのこと。双頭。イタリアのトリノ産であるから。フランスの「イタリア式カード」ではなく、また、マルセイユ版とはいわないようだ。
正直カードとして研究する意味は少ないと思うが、メモリアル的な意味で紹介する。夢然堂さんの『黄金の夜明け団員のタロット』1参照のこと。
強いて挙げるならば、愚者の蝶、世界の月の冠等が特徴か?
[作成又は編集]Oswald Wirth(1860-1943).
[URL]http://gallica.bnf.fr/ark:/12148/btv1b105110785(最終確認日:2017/02/05)
[URL]http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/collection_object_details.aspx?objectId=3339164&partId=1&searchText=tarot&page=1(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]いわゆるオスワルド・ウィルト版。大アルカナのみ。350部発行とのこと。手塗り版で美しい。他に夢然堂さんのBlogでも公開されている。
Arthur Edward Waite(1857-1942)監修。Pamela Colman Smith(1878-1951)作画。初版1910。
[作成又は編集]Arthur Edward Waite(1857-1942)監修。作画:Wilfrid Pippet、John B. Trinick。
[URL]http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/collection_object_details.aspx?assetId=1089907001&objectId=725678&partId=1(最終確認日:2017/02/05)
[Comment]"The Great Symbols of the Paths; illustrations to the Ritual of the most Holy Order of the Rosy and Golden Cross."