Tarotの大アルカナは全部で22枚である。ヘブル文字の数、また生命の木に示されるセフィロートを結ぶ22の小径とも同数である。
そのことから、大アルカナをヘブル文字、強いては生命の木の22の小径と対応させるという実験がオカルティストの間で行なわれた。この実験はフランスのエリファス・レヴィ
(Eliphas Levi)、即ちアルフォンス・ルイ・コンスタンス(Alphonse Louis Constant)が始めたと一般に解されている。
ただし、オカルティストのなかにはレヴィが世に発表したのみでこの対応は秘伝家のなかでは知られていたと主張する者もあろう。
さて、「黄金の夜明け」研究会ではその名の示すように黄金の夜明けの伝統に従った対応が検討される。しかし、黄金の夜明けの帰属表のみがこの世に存在するわけではない。他の帰属表も多く存在する。それらの中には私たちが承知しておくべき帰属表も存在する。
このメモではGD以外の帰属表を示し、それを以って会員の方がGDの従ったTarotの理解を深める参考に供したい。