日本語魔術系リンク集


Index
  1. 魔術の学院 I∴O∴S∴(IOS)

     1986年10月1日設立。設立者・主催者:秋端勉(兄弟MESA)。
     I∴O∴S∴の設立テーマは、一人でも多くの実力派魔術師の教育である。

     1980年代後半から1990年代の日本における、魔術教育(通信教育)及びイベントの中心的組織。
     初期では、オカルト雑誌である学研発行『ムー』やワールドフォトプレス発行『TZ(トライワイト・ゾーン)』(廃刊)の秋端氏や鏡リュウジ氏及び秋端氏と交流のあった江口之隆氏や朝松健氏による雑誌記事、及び朝松健『高等魔術実践マニュアル』(学研、1987)等によって名前を知られるようになった。
     1980年代後半から1990年代に活動した多くの魔術師・魔女達が同団の影響を受けた。また、1980年代後半より1990年代の間、同団ラ・ホール・クイト・テンプル発行の機関誌「ホルスの槍」及び同号外は当時数少ない魔術情報の発信媒体・交流の場であった(同テンプルによる機関誌の発行は、筆者の知る限り残念ながら「ホルスの槍≪号外≫」Vol.10-1(2001年7月15日発行)以降確認されておらず、「ホルスの槍」は現在は事実上休刊となっている。)。

    • 同団の伝統(霊統)について

       主催者の秋端氏は、その主著『実践魔術講座』を「我が三人の師匠、Fra.U、ウイリアム・グレイ、そして、トニイ・ウィリス」に捧げている。したがって、彼らに帰することになるだろう。
       同団の歴史については、秋端勉氏によるI∴O∴S∴の歴史に詳しい。

    •  同団の教育内容について

       同団のテキスト作成は、現在学習主任である秋端氏がになっており、彼の興味を色濃く反映している。氏は、初期よりユダヤ教神秘主義に強い関心をもっていたといわれている。後に、彼は、自らの専門領域を「ユダヤ教神秘主義、ヘハロース、アブラフィア、獅子のカバラ」(2009/12/17下記ブログのプロフィールより引用)と紹介する。また、おそらく海外において魔術等の分野が学問として再構築が始まったことに大きな刺激を受け、(20)00年代頃より「魔術の学問化」を強く主張するようになった。
       そのため、彼が提供するテキストは、当初より、彼が学んだSOLやザレウスキーらが執筆したThe Golden Dawn Temple and Societyの通信講座の影響があるものの、ユダヤ教神秘主義の技法等を取り入れたものと、「良くも悪くも」評価されていた。現在では、年々増加する膨大な現代のマジシャンたちの発表物の調査に加え、同じく年々増加する学術的な魔術やユダヤ教神秘主義の文献調査を踏まえ、彼が関心をもった内容を意欲的に次々とテキストに取り組んだものとなっている。
       その結果、彼のテキストは、全体としてみた場合、GDの骨組みを利用しているものの、彼の関心により肉付けされたオリジナリティの高いものになっている。
       もっとも多様な資料を駆使して、取り込んでいるため、内容も分量も「良くも悪くも」かなりヘビーになったともいえる。

       また、同団の教育内容の特色として、以下を挙げてよい。
       まず、同団は、当初より既にある邦訳文献等を研究・実践し、その上で更に求める者に、学習機会を与えるというスタンスで存在したと思われるが、そのためか一般に想像する「思想的なもの」や生命の木の解説が若干薄い。次に、講義文書の内容に後で習うことが当然のように含まれていることがある。六芒星儀式などがプロベイショナーやニオファイト過程の儀式で使われていることなどが、その例である。
       加えて、現在提供されているテキストは1980年代より30年以上の長期にわたり秋端氏により「増補」改訂がなされたものである。その結果として、そのときどきの氏の中の「ムーブメント」「流行り」の影響を受けている。例えば、90年代あたりに執筆されたものには、当時一部で流行したユング派やケン・ウェルバーなどのアメリカのニューエイジのムーヴメントの影響があるように思われる。また、1998〜2019年の間の秋端氏の興味の推移は後掲碩文社版と三交社版の『実践魔術講座』を比較し、増加した部分から知ることができる。
       なお、いくつかの魔術団体の通信講座は、一部が公開されていたり、ネットに放流されていたりするが、IOSのテキストとノリがすごい違う(もちろん、各団体によっても結構違いますけど。)。参考:FLOさんのThe Threshold通信教育のテキストより(2)と比較してみよう。なお、FLOの創設者ポール・A・クラークさんの所属していたBOTAさんはキリスト教色の強い団体です(といっても、ケースさんがリベラルカトリックの聖職者の資格をお持ちなので、キリスト教色といっても推して知るべしですが。ちなみに、バトラーさんもリベラルカトリックの聖職者の資格をお持ちでした。)。また、BOTAは、人の精神の啓発・解放を標榜していますから、魔術の学問化といってるところとは、ノリが違うのは当然です。

    • 同団の学習体制

       同団は、第一講義文書を『実践魔術講座』(碩文社、1998)として公開以降プロベイショナー位階を廃止したが、その代替としてプロベイショナー・スクール(PS)を開催し、専用BBS及び課題提出コーナーを用いて、秋端氏と団員有志による集団指導を行っている(なお、2001年末、『実践魔術講座』の公開により廃止されていたプロベイショナー位階を復活させた旨のアナウンスがあった。)。
       現在、PSは希望者に無料で提供され、その運営は団員の完全なボランティア精神によって支えられている。PSへの参加は同団への「参入」ではないが、PS受講者の卒業生には、同団への参入申請資格が与えられる。
       また、2021年現在、上記『実践魔術講座』(碩文社、1998)の増補修正版である秋端勉『実践魔術講座(リフォルマティオ)』(三交社、2013)、及びニオファイトからポータル位階の講義文書を集録した秋端勉『魔術原論 エレメンタ マギカ』(三交社、2021)が公開されている。

     Webページでは、カリキュラム表外陣の学習思想の解説、秋端「力の言葉」、四季の魔術などのオリジナル儀式と文書群が、公開されている。四季の魔術など、当時の秋端氏の興味ある分野が反映されているものが多い。オリジナルのものを公開している分量は、その質と併せて、海外の魔術サイトより優れている。なお、四季の魔術で採用された教義内容については、後に多くが講義文書に反映されている。

    [Hall of Horus : Hermetic B.B.S],[秋端勉のブログその1](20050228より),["http://akibba.blog.so-net.ne.jp/"秋端勉のブログその2](20091007より)。
    改訂;2021/01/13

  2. 西洋魔術博物館(旧:O∴H∴西洋魔術博物館)

      ウジュパ老師こと、『黄金の夜明け魔術全書』の翻訳などで知られる江口之隆さんのホーム・ページ。2014年08月まで毎週木曜日更新をしていた。何年にもわたる継続した更新に見られる活力と西洋オカルティズムに対する愛情、発表される内容、西洋魔術の分野への貢献から、同氏は、まさに日本の西洋魔術界の「巨人」である。2014年8月24日HP移転及び館名変更。
     Webページでは、伝説の 「サファイア・ファイル」(魔術人名録目次)が公開されている。この「サファイア・ファイル」は基礎資料・参照資料として非常に価値が高い。個人的には、いつかB4かA5判ぐらいで書籍版がでないか期待している。
     また、最近は集められた著作権切れの資料を公開・訳出活動を活発になさっており、近代現代の資料に集中しているが、正に「西洋魔術の博物館」との名称にふさわしい実態が備わってきている。
     I∴O∴S∴が通信教育によって日本の魔術界に貢献したならば,O∴H∴は出版活動を中心に貢献した。そして、何よりも「黄金の夜明け」団の歴史に対する考察から導き出したその独特なスタンス,「魔術=趣味」は現在の日本の魔術界の主流を形成する価値観と言える。また,江口氏は国書刊行会より『黄金の夜明け』団の歴史を概説した『黄金の夜明け』(共著)、リガルディーの『黄金の夜明け魔術全書』(訳書)等の著作を世に問うている。日本の魔術師は全て師に対して深い学恩を感じている。 2021/01/13改訂

  3. バルバロイ!

    TOMITA Akioさんによる、古代ギリシャ・ローマの哲学に関する翻訳等の紹介をされているサイト。冒頭に「「バルバロイ!」それは歴史の闇に葬り去られた者たちの反攻の叫び。」とあるように、ややもすれば「オカルトより」といいわれそうな文献などの翻訳を提供してくださるさい。正に、感謝しかない。
     かつては、FreeMLによるML等も運営されていた。現在では、Twitter(@Prokoptas)などで発言をされている。 2021/01/13

  4. Macrocosm: Alchemy Texrs and Hermetic Rrsources

     Astro-Gangaさんという方による、錬金術テクストやヘルメス主義の資料の翻訳を多数公開されている個人サイト。素晴らしいの一言。ありがとうございます。
    2021/01/11追加

  5. ヘルモゲネスを探して:錬金術書を読む

     yoohashi4さんこと大橋喜之さんによる、錬金術書などを中心に翻訳を多数公開されているブログ。圧巻の一言。同氏は『ピカトリクス:中世星辰魔術集成』(八坂書房、2017年)等で知られる。正に、感謝、感謝でしかない。 2021/01/13

  6. 魔術とオカルトの図書館

     Hiroさんという方による、海外の魔術書等の翻訳を多数公開されている個人サイト。比較的近現代の著作の翻訳が多い。筆者にはこんなことはできません。こちらも「圧巻」という言葉しかありません。ありがとうございます。
    旧[Hiroのオカルト図書館]"https://wiki3.jp/occult_"
    2021/01/11追加

  7. たろつと骨牌(カルタ)専門 夢然堂

     OHのBBSなどでも発言をなされているK(K@夢然堂)さんの「18〜19世紀フランスとその周辺のタロット史をメインとした雑文集」。貴重な図晩の紹介やタロットの比較研究が発表されている。じっくりと更新を待って、精読したいサイトです。最近ではツィッターなどに活動を移しているらしい。ツィートをまとめてブログなどにアップする日が訪れる日を望む。20160525(世界タロット・デー)サイト移転:旧→http://blog.goo.ne.jp/valet_de_coupe/(20160527)。20090807

  8. anima mystica

      AINさんの個人HPであるMystical Placeと、同人アゾート氏が研究団体として企画したIMNのHPをを解消する形で、統合した、AIN=アゾート氏のWebページ。西洋魔術や仙道といった「神秘行」一般について紹介している。
      IOSがオリジナル儀式を多数紹介しているのに比べ、このHPはよりメジャーな儀式を多数紹介している。おそらく、日本でもっとも儀式のフォーミュラーを数多く紹介しているHPである。両者の紹介は海外のサイトでもまれであろう。
      初心者がとにかく現在行われている魔術儀式の形式を知りたければこのページを参照するのがコストがかからない。
     また、通信教育についても意欲を主催者は見せており、教育的な内容を公開している。その内容は、歴史的事項から基礎的な知識事項、参考文献等の紹介、リンク集など、多岐にわたり、極めて良心的かつバランスの取れた記述になっている。初心者にはIOSよりこちらのWebページを覗くのが教育的によい。実践的事項については、「生命の樹」の行法(中央の柱の行法)についての解説のページはHTML文書としては海外でも例を見ないぐらい充実している。分量的にも実践に限れば一般書籍と比較しても劣らない。


     現在、主な活動基盤は西日本。旧IOS大阪ロッジのメンバー数名も合流していたようである。
      仲良くして行きたい個人・団体である。
     [BBS]
     統合HP移転元:"http://anima-mystica.jpn.org/"旧anima mystica, "http://anima-mystica.jpn.org/cgi-bin/bbs/mysticbbs.cgi"旧BBS, "http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/6636/"IMN, "http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Sirius/8832/"Mystical Place
    21/01/11改訂

  9. bibliotheca hermetica

     歴史学者であるHiro HIRAIさんのWebページ。同氏が宣言されているサイトの目的は「『ヘルメスの図書館』の名にふさわしく錬金術・自然魔術・占星術に関するテーマについてソリッドな歴史研究を行っている海外の学術文献を紹介し、訪問者との交流も促進するインタラクティヴなウェブ・サイト。 略して BH。初期近代の「知の劇場」を目指します!」とのこと。
     日本語で学術の世界における錬金術の情報を確認できるサイトは貴重。本サイトは、翻訳等が収められているから、というわけではなく、同氏の人的ネットワークにより日本の研究者の業績や翻訳などの情報が何気に集約されるハブ的な存在として注目される。
     MLあり。私は氏のMLで「黄金の夜明け」研究会でココデ・メールをつかうことに決定した。今後更なる充実を期待する。なお、同氏は勁草書房のBH叢書の刊行に携わるなど、積極的な活動を行っている。旧"http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9866/bh.html"2021/01/13改訂

  10. OTO Japan関係のサイト

     OTO JapanはアメリカのOTOの事実上の日本支部である(「事実上の」とは正式な法律上の組織編成が不明であるからである)。
     事実上の本体であるOTO USは現在非営利団体としてアメリカで登録されている("a non-profit corporation organized under section 501(c)(3) of the Internal Revenue Code"[2015・02・09、http://oto-usa.org/usgl/overview/より採取])。  この501(c)(3)はWikiによると

    "501(c)(3) exemptions apply to corporations, and any community chest, fund, cooperating association or foundation, organized and operated exclusively for religious, charitable, scientific, testing for public safety, literary, or educational purposes, to foster national or international amateur sports competition, or for the prevention of cruelty to children or animals. There are also supporting organizations?often referred to in shorthand form as "Friends of" organizations."[2015・02・09採取]
    とのことである。

     筆者(JAGD)は、クロウリー(the Master Therion)をマスター(大師)と評価していない。また、Liber AL vel Legis, sub figura CCXX(法の書)を(預言書として)受け入れていない。
     他方、クロウリーのOTOは、Minerval位階(0°)から1st Degree(I°)に進む条件の一つに"The candidate must accept Liber AL vel Legis, sub figura CCXX, also known as The Book of the Law, without wishing to make changes in it"を挙げている。
     ゆえに、誠実でありたいとすれば、筆者にクロウリー以降のOTOに参加する途はない。
     それゆえ、当然OTOには参加していません(参加していないといっても、筆者は、OTOやその構成員自体には悪感情は抱いていない)。
     もっとも、えらそうに「参加していません」といったところで、筆者は、クロウリーに高い評価を与えていないことを隠していないし、「かなり風評が悪い」人物らしく、「入れてください」といっても「お前なんぞ入れん」と断られるか、それ以前に無視される可能性大ですが(苦笑)。

     さて、筆者の個人的意見はともかく、同団は、オカルト組織のうち西洋魔術団体という括りでは、最大級の規模を誇る。また、熱心な信者や研究者も多く、大量かつ良質な資料に恵まれている。
     そして、OTOはいわゆる教育組織ではないが、魔術の勉強をするに当たり、他のメンバーの助言やグループワークなど事実上その組織的バックアップを受けることが可能であるという。
     クロウリーをマスターとして頭を垂れ、法の書を預言書として受け入れることができる人は、参加を考えてもよいのではないかと思う。

     ただし、OTO自体は、他の宗教に開かれているとし、他宗の信徒も受け入れているということになっているが、啓示系宗教(「聖典の民」)は基本的に自宗の宗祖をもって「最後の預言者」とし、かつ、いかなるものを預言書(啓示書、聖典)と認定するかは、信仰の核心に触れる非常に重要な宗教的事項である。
     そのため、厳密に考えると、

    • 「クロウリーを預言者と認める」=「自宗の教祖(クロウリーより昔の人の場合)が最後の預言者でない」
    • 「法の書を(預言書として)受け入れる」=「認められていない聖典を認める」

     ですから、棄教が必要になる場合があるかもしれないので、注意が必要である。個人的には、ムスリムやほとんどのキリスト教徒は棄教が必要になる気がします(そのため、キリスト教的秘跡のサービスを受けたい人のために、「グノーシス・カトリック教会」(Ecclesia Gnostica Catholica)の存在意義があるのでしょう。)。
     そうはいっても、一般的な日本人修行者はそんなこと考えないでしょう(笑)。
     なお、OTO、というよりもクロウリーが、法の書や他の文書において、自身を「最後の預言者」と規定しているかは、興味が持てないので確認作業をしていない。ただ、このあたりの、センシティブなところについては、あまり明言されないようなので、一応注意喚起したいと思い軽く述べた。ほとんどの日本人は厳格な宗教観をもっていないので、この辺りは関係ないと思いますが、念のためです。

     ちなみに、同団については、下記OTO Japanのサイトに日本支部長のHieros Phoenixさんによる「OTO 東方聖堂騎士団」という紹介pdfがある(2014年7月確認時点でver.1.4。)。クロウリーを勉強するに適した図書の紹介などがある、なかなか素晴らしい文書なので、興味がある方は日本支部のサイトでダウンロードして読ませていただくと良いだろう。クロウリーの伝記的事項については、既に紹介しているIMNサイトにあるまとまった分量の紹介があるし、商業出版でも数冊出されているので、そちらを参照して欲しい。
     また、日本での活動の契機については、秋端『実践魔術講座』(2版)下巻を参照のこと。更に、日本での活動については、かなり昔に学研の『ムー』で紹介されたことがある(私個人はその号を所有していないので、何号が不明です。)。
     そして、当サイトの「日本語以外の言語の魔術系リンク集」のアレイスター・クロウリー(Aleister Crowley、1875-1947)系列に、若干だがOTOの解説があるので、興味がある方はそちらも参照して欲しい。

      
    1. OTO Japan
    2. Nihil Lodge OTO, Tokyo
    3. Sky Goddess Nu Camp, Osaka

       上三者は、http://www.otojapan.orgのドメインのサイトであり、いわば「公式」サイトのようである。OTOの日本支部は過去これ以外に見受けられた(上記秋端勉『実践魔術講座』等参照のこと)が、上の二つに事実上収斂されているようだ。Nihil Logeのサイトには、Liber AL (法の書), 第7の書, Liber Librae.pdf, OZの書, 第 77 の書.docなどある。今後、良質な日本語コンテンツを増やし、適法な範囲で啓蒙活動・布教活動に勤しんでほしい。

    4. Sky Goddess Nu Lodge
    5. Sky Goddess Nu Oasis
    6. ThelemaMLJapan(旧:Crowley & Thelema Magick Mailing List for Japanese)
    7. クロウリー&セレマ魔術メーリングリスト・ログ保管庫

        OTOの大阪に拠点を置くロッジ(OTOによるグループの格付けのようなもの)のWebページ。日本語の文書があり。OTOについて手軽に情報を得ることができる。同グループは1995年11月26日Campとして設立、2004年2月13日Oasis、2007年春Lodge昇格。2014年7月6日時点では、再度Campになったとのことである。リンクのタイトルも修正予定。
      主催者(マスター):確認している限り、Hieros Phoenix氏(1995-??)→Camino Sincero氏(??-2014ごろ)→O.I.L.女史(2014-)と歴任している(2014/07/06現在)。
       現在はコンテンツはそれほど充実せず、情報開示との面では部外者には不満が残る。今後充実してもらいたいページの一つだ。日本語でコンタクトが可能なのが嬉しい。
       他方、クロウリー・アンド・テレマ(セレマ)MLは、上記OTOの日本人ロッジが中心に運営されているメーリン・グリストであり、組織法上はOTOのMLではない。以前は、当時既に「黄金の夜明け」研究会MLが利用していたココデ・メールのサービスを利用していて始まったが、ココデ・メールの廃止に伴い他の媒体になった。過去ログあり。但し、20090805現在、MLは事実上停止中の模様。なお、2段目のサイトはオアシス時代のものだが生きているので、リンクをつけている。既に述べたように、OTOについては、当サイトの「日本語以外の言語の魔術系リンク集」のアレイスター・クロウリー(Aleister Crowley、1875-1947)系列で若干触れた。2015/02/09

       
        Hieros Phoenix aka Ishtadeva氏の管理運営サイトなど
      1. HierosPhoenixの日記

         Ordo Templi Orientis の首領(Outer Head of Order, Frater Superior)の日本に於ける代理人 、OTO日本支部の代表であるHieros Phoenix氏(OTO Japan代表)のブログ。氏は誠実な対応をする方として知られており、今や日本魔術界の「顔役」の一人といえる。海外の魔術情報のついて、非常に詳しい方です。クロウリーに傾倒しかつ真剣にクロウリーを学びたい方は一度接触を図ってみるとよいでしょう。20140507

      2. 魔術-理論と実践 クロウリー

         2009年07月16日開設。上記、OTO JapnanのHieros Phoenix氏が管理運営するmixiのコミュニティ。20140709

      3. Sacred Wand

          Hieros Phoenixことイシュターデーヴァ氏のWebページ。タロットについての興味深い解説がある。魔術としてのタロットに関する記述が日本のサイトでは秀逸。書評も優。また、近現代の魔術の歴史、LBRPについてもすばらしい労作の文書がある。リンクも充実。初心者にはぜひ探検することを強く勧める。ご自身で2008-08-09HierosPhoenixの日記で述べているように、OTOのSky Goddess Nu Oasisの指導者HierosPhoenixその人です。今一番海外の魔術関係の情報にお詳しい方の一人ではないかと思います。ただ、ここ数年停滞状態のようで残念。20090919改訂

    8. Glow Worm
    9. glow

       Sky Goddess Nu Campの代表に2014年からなられたO.I.L.女史のブログなど。20140709

    10. Delirious New Aeon -錯乱のニューアイオン

       C.S.さんのBlog。近時魔術よりカルチャー面の傾向が強い。従前存在したWebページとBBSは残念ながら閉鎖した模様。その代り、ツィッターなどで発言をされているそうです。20140708改訂

  11. The Starry Abode

      Hocuspocus氏のWebページ。形成の書の訳文が入手できる。幾つかのコンテンツはとても面白い。表紙のリンク集が海外のページを探求するのに参考になる。ただし、一時期大変活発に更新していたが、Webページの更新はここ数年事実上停止の模様。最近はBlog中心の更新に移行している。
     BBSなどの過去ログあり。[The Starry Abode BBS][Blog;Magickal Memo]改訂:11/03/21

     
  12. Fraternity of the Hidden Light - Japan Lodge

    「魔術結社 Fraternity of the Hidden Light (FLO)日本支部」のブログ。管理者は、Soror Kさん。ブログによると、同女史は、SOLのスチューデントから、FLOに転身された方。
     同団体は、BOTAから離脱したポール・A・クラークさんらにより結成された団体で、その基本的スタンスは、上記ブログが

    「F.L.O.は黄金の夜明け団の流れを継承している魔術結社であり、そのカリキュラムは黄金の夜明け団の教義や儀式に、A.O.トート・ヘルメス・テンプルのチーフであり、B.O.T.A. (Builders of the Adytum)を設立して、生涯を魔術にささげたポール・フォスター・ケースの研究を融合させたものになっています。」(https://blog.goo.ne.jp/flojapan/e/de7fa5003189e430da307e4468627fc0)
    と紹介するように、黄金の夜明け団の流れを継承しているというのを「売り」に一つにしている。
     「黄金の夜明け」団及びその直系のSM,AOは既に存在しないとされるから、アメリカのAOのメンバーらがBOTAを作ったことから考えると、BOTAを離脱したクラークさんのこの団体は、「黄金の夜明け」を標榜した魔術団体としては、アメリカでもっとも出所の宜しいグループの一つといえる。ケースさんは確かモイナさんによって強制退団されているけど、対抗馬がリガルディさんの弟子のシセロさんの団体なので…。

     以下、ブログ紹介とは関係ない駄文
     P・F・ケースは、タロットの基本帰属はGD(暗号文書)式だし、チャプター・ワークなどでやられている参入儀式はGDの伝統を、かなりの改訂があるが踏襲しているとされている。そのため、BOTAがGDの伝統に属する評価できる。
     しかし、彼と彼の後継者のアン・デーヴィスのタロットを中心としたカバラなどの教義は、膨大なもので、すくなくともオリジナルな黄金の夜明け団(AOやSMまでという意味)の範疇に収まるものではない、独特なものである。また、ケースも、薔薇十字の伝統はともかく、「黄金の夜明け」という名称にそこまでの思い入れがあるとは思えない。
     そのため、余りその系統の人がGDGDという印象はなく、なんとなくBOTA系として見たときは、少し珍しい印象がある(どちらかというと、ケースとデーヴィスの方をほめたたえるのに大変で、GDGDいっていない印象)。それゆえ、BOTAの気質とかとは関係がない、シセロとかが自分の団体を「黄金の夜明け」と名乗る、そんな自分の由来(ホーム、母国)を確かめるアメリカ人なノリを感じなくもない。GDGDいう団体は、たいていアメリカなど旧コロニー(植民地)の国の印象があります。NZとか…。

     また、ひょっとしたら、同団体のこう言った性格を理解するためには、直接の母体となったBOTAが、拠点近郊に在住しチャプター・ワークと称されるテンプル・ロッジ活動に参加しているワーキング・ビルダーと、遠隔地に在住するアソシェーション・ビルダーに分かれ、そこから当然生じるあれやこれやといった、人間らしいあれやこれやがあったらしいことを承知する必要があるかもしれない。どうも、これに関するネットや書籍などで公開されている証言を見ると、主導権争い(卑近な言い方をすると、結局は、ワーキングビルダーで偉い人が偉いのか?らしい)を他にして、根源的な問題は、BOTAの本体の活動は、チャプターワークに参加するイニシェートらによるチャプターワーク(を通しての精神の啓発)とみるか、それともコレスポンデンスコースを通したより広い人類の精神の啓発の活動とみるか的な争いがあったっぽいが、もとより日本在住のほとんどの人には関係ないお話(通信講座を受講し終わった人は日本在住の日本人にもいるけど、ロッジもテンプルも聞いたことはないので)。
     なお、BOTAは、通信教育でかなり効果を挙げているが、(悪い意味ではなく)その効果を維持するために、あんまり教義内容をオープンに語らない(それについては、もちろん彼らの中で理由があるし、語られている。)。そのため、離脱したグループ・個人を通して、PFケースの著作を知るなどということはよくある話なので、同団体のメンバーには感謝している(つまり、本を買ってる(笑))。
    2021/01/11追加

  13. 東京リチュアル
  14. 現代タロット研究会
  15. 月刊23曜日blog

     MLでも発言してくださったことがあるbangi(BANGI V. ABDUL)さんの関係するサイト。多様な顔を持つbangi氏だが、ここで紹介される彼は、現代西洋魔術研究・翻訳家。同氏は、クロウリー、ケイオス、サイケデリック、アート、ポップカルチャーを横断し「いまここのMagick」を探求している非常に知識豊富な、今日本で一番頑張っている魔術関係者の一人。訳書(共訳書)に「タロットワークブック 」(メアリー・K・グリーア著)、「タロット バイブル 」(レイチェル・ポラック著)アレイスター・クロウリー「ほうのしょ」、「ジョージ・ピッキンギル資料集 - 英国伝統魔女宗9カヴンとガードナー、クロウリー」(W.E.リデル著/ M.ハワード編)など。2014/07/08

  16. オカルトの部屋

     KiyuzukaことNazoさんのページ。02.09.14リンク。現在作成中のオカルト百科は素晴らしい力作。今後の発展が多いに注目される。だだ、ここ数年停滞状態のようで残念。復活を期待しています!20090808改訂

  17. plus ultra

     MLにも投稿してくださった朽木四郎のWebページ。オースティン・オスマン・スペアの紹介がメイン。スペアの「快楽の書」などの翻訳も発表がなされている。今後の活動が注目されます。blogあり。blog:まぢかる愚行録20090919

  18. 幸茸のブログ  幸茸さんという方のブログ。「主な話題は軍事、魔術、創作、文学、書籍。著作権失効済みの洋書の翻訳。」とのこと。アレイスター・クロウリーの著作の翻訳などを公開されている。感謝。
    2021/01/11追加

  19. 玄黄庵

    山田砌さんという方による、「ヘルメス思想に関連した古い英詩や文献の和訳に耽る庵室」。「現在コンテンツ見直しのため一時的に公開を中止」とのこと、復活が望まれる。
    2021/01/11追加

  20. 2ちゃんねる

     「2ちゃんねる」については、匿名性からくる発言、内容、利用方法に社会的非難も多い。しかし、善悪は別としてこれも現実である。最良のところもあれば最悪のところもある。魔術関係のスレッドを覗くなら感受性を著しく落としましょう。
     私は、魔術関係に限らず、2ちゃんねるを覗くのは、知人に指摘されたときにチェックに行くぐらいです。
     魔術関係では、「【魔術】魔術結社G∴I∴K∴O∴ ○○th【カバラ】」という名称のスレッドが、中心のようだ。派生として、魔術結社G∴I∴K∴O∴書架GIKOの本棚あり。前者は、「2chオカルト板・魔術結社G∴I∴K∴O∴テンプレ系ログ倉庫」、ただしスレッドをすべて所収しているわけではない。
     関係しそうなのは、オカルト、占術理論実践。14/05/26改訂

  21. 創作活動向けの魔術研究会

     2006年12月04日開設のmixiのコミュニティー。魔術関係でSNSに足跡残す趣味がないので、詳細不明。 20140709

  22. 魔術の部屋 SPW

     Yujiさんの運営するWebページ。最早老舗の一つと言えるページ。掲示板が繁盛している。
     恐らく日本の魔術系掲示板としては<もっとも活発>に動いている。日本の典型的な魔術ページの一つ。過去ログあり。
     掲示板ではIOS、OH等と毛色の違う論議がされていることが多い。残念ながら私はときどき眺めるだけで内容を読んでさえいない。もっとも、私の視点(GDにがちがちな頭)からは内容に疑問がある情報が多い。
     近時は真面目な内容の投稿をする者が参加しているが、掲示板の全体の傾向としては、いわゆる「なりきり」系に近いと感じられる。「なりきり」を楽しむには有意義であろう。
     どのような傾向を持った人が、日本の西洋魔術の周辺にいるかを知る上では参考になる。ただし、現状では<道を歩む>上で有意義とは言えるかは微妙である。私個人の判断は、やや否定に走る。
     過去ログには老舗だけに、日本魔術史的には資料価値があるかもしれない。また、ちらりほらりと良い事が書いてある場合がある。ただし、よい内容を探すために膨大な過去ログを走査するのは割に合わないかもしれない。  
    コンテンツには魔術そのものの情報は少ない。今後の充実が期待される。[魔術談話室] [魔術会議室].05/06/25改訂

  23. Stella Maris Nahdia's EQUINOX

     プロの占い師・タロットライターナディアさんのWebページ。国書刊行会より『タロット解釈実践事典』(井上教子名義)を出されている。画像が多く綺麗なページである。旧タロットBBSなどをみると、なかなか興味深い内容を語っておられた。なお、コレスポンデンスコースも運営されているらしい。09.08.05改訂

  24. http://www.sekise.co.jp/isis/;ISIS Home page→消滅2005年前半
  25. カバラーとタロット イシス学院(旧:タロット大学日本校。旧旧:国際タロット学院。)
  26. THE TAROT MASTERS SINCE 1760 (Nicolas Conver)-CAMOIN & JODOROWSKY

     日本魔術界の草分け的役割を果たしたの大沼忠弘氏が主宰したISISと、同氏が関係する会社のWebページ。既に終了したISISの勉強会の記事は圧巻。
     ISISの定例サバトは終了,HPも消滅。ISIS研究員の発表を丁寧に見るとD.フォーチュンの小説の翻訳http://www.sekise.co.jp/isis/isianreport/rep-ysno/ysno03.html死の門を超えて(Through the Gates of DEATH)(吉野茂氏翻訳)にぶつかるのが嬉しかったので残念。同氏には是非他でアップして欲しいと思う。なお、ISISのHPを見る限り、所謂、実践魔術の研究がメインでは無かったと思われる。
     タロット大学日本分校はタロット・デッキの販売とタロット講座のCMがある。講座料金は海外の魔術団体のコレスポンデンス・コースと比較した場合は高い(職業としての占師・タロットカンセラー育成とみれば別である)。
     大沼氏が出版やISISの運営で初期における日本の在野の秘教研究に多大な貢献をした点は認めなければならない。しかし、現在はページが提供する情報も少ない。
     なお、講座参加者以外が参加できるサポートBBSとMLはともに現在は開店休業中。MLに到っては、03年初め頃より「放置」で学習の場としての魅力は投稿が活発であった初期に比べて激減している。ただ、2005年ごろからやや活発化している。プロ化した大沼氏がかなり積極的にTarot関係の商いを行っているからであろう。
     3番目は大沼氏の推すカモワン・タロットの版元、一部日本語文あり。こちらは情報もそれなりにあり、覗くならばこちらがよい。
    サポートBBSとML[MarseilleTarot]がある。
     他方、師匠を判断するには弟子や関係者を見よ、と言うことで系列のお一人タロット講座の受講生の方らしいhttp://homepage3.nifty.com/agasha/index.htmlAgashaの部屋(閉鎖2005年7月30日?現在は子育て日記を開いていらっしゃる。http://plaza.rakuten.co.jp/agasha/)。同女史の関係する東海タロット研究会などは、HPでの公開は残念ながら停止されたが東海タロット通信などの会報活動もされているようで、こちらは好感が持てる。カモワン受講生のグループとしては東海タロット研究会などもある。
    09/08/05

    なお、大沼氏は、The Fellowship of Isis(イシス友邦団)についても、紹介している。彼が『実践カバラ―』などで紹介した儀礼にその影響が窺えると感じるので、念のため同団について、後記パートリッジを参照し、簡単に紹介する。同団は、小説家オリビア・ロバートソン(1917〜)と、彼女の兄弟の故ローレンス・ダーディン・ロバートソン、それに義姉妹のパメラ・ダーディン・ロバートソンにより、1976年に南アイルランドのクロネガル・キャッスルで創設された。同団の主な目標は、会員になるという原則に同意する人々すべてを受け入れることだそうだ。空の主張によると、会員制度は、文化的・人種的・宗教的な排他性なしに、また金銭の交換なしに、民主的な基盤の上に編成され、「愛、美、真」という3つの神聖な原則への忠誠を通して、あらゆる女神宗教を崇拝し、「友愛、幸福、霊的な贈与、全ての生への慈悲」を高めていくことが強調されている。儀礼書は30年にわたりアップデートされ続け、2004年に編纂されたパートリッジ編『現代世界宗教事典』(邦訳は2009)によれば、現在96か国2万1000人を超える会員数を誇っているそうだ。

  27. Rosarium Hermaphroditorum

      オルフェオ氏のWebページ。中世のヘルメス学についての考察がある。魔術師にはオルフェオ氏のような学究的視点も必要である。参考文献表、BBSあり。今後の充実を強く期待する。[Rosarium BBS]090805改訂

  28. 未来流 魔女の部屋MIRAI'S WICCAN ROOM

     タイトルの通り未来女史によるウィッカのページ。女史は、日本の西洋魔術導入史の1場面で国書刊行会の企画者として、また、自身が小説(逆宇宙シリーズや魔術戦士など)や入門書(『実践高等魔術マニュアル』など)を通した紹介者などとして重要な役割をした作家、朝松健氏の奥方である。また、未来女史自身も魔女術に関する著作(『魔女を生きる』等)を世に問うている(松尾未来名義、他に朝日ソノラマ文庫で上下巻のティーンズ小説も書かれている)。
     魔術・魔女術に限れば最近は女史の方が活発に活躍している。ページ自体は女性らしい美しい作りになっている。魔女術に関する情報も充実。O∴H∴の影の首領との噂も昔は冗談であった。蛇足であるが、朝松健氏を、今だに魔術関係者ないし研究者と見る魔術関係者もいるが、あくまでもホラー作家と見なければ失礼であろう。呪術等を取りこんだ氏のホラー(歴史)小説は、独特の境地であろうか?.03/04/10

  29. OCCULT RENAISSANCE

      korielさんのWebページ。画像情報が魔術系サイトとしては秀逸である。おそらくこの調子で行けば、魔術系サイトとして世界第1位を狙えるかもしれない。残念なことに最近は更新していない。

  30. 「新緑館」

      コンテンツのなかにペイガン(ルーンなど)に関するページを置いている。ページも可愛くまとまっていて見やすい。今後の成長が期待できそうなページである。

  31. タロット王国

     旧:TAROT/InnerWorldへの旅(http://www.geocities.co.jp/Milkyway/3116/index.html)及び「魔術師のタロット」(http://members.tripod.co.jp/MENA/contents.html)
     旧前段についてのコメント;《白い召団》キレネさんが管理人をしているWebページ。題名通りタロットについてのページである。タロット理論について興味深い論考がある。GD理論や私個人の依拠するタロット理論とは異なっている。しかし、タロットの全体構造についての論述や分量も多く、稀少であり価値が高いと判断した。視野を広げる意味でも一度訪れることをお薦めする。
     旧後段についてのコメント。《白い召団》メーナ・サリラさんが管理人をしているWebページ。題名通り、タロットについて一般の占術を越えた理論を提示している。参考文献も大変充実している。紹介されている理論は少なからず私個人が依拠しているタロット理論と異なっている。しかし、是非とも一度訪れることをお薦めする。分量も多く大変価値のあるWebページと判断し、紹介する事を決めました。 2005/8/13改訂

  32. Bnei Baruch カバラ ホームページ カバラの知恵

     カバラです。所謂魔術系カバラではない。詳しくはチェックしていない。20090805改訂

  33. crowley's index.html

     魔術団体DNA。BBS:[魔法使いの園]。HGS(IOSの母体・前身とも評価される団体)からの分枝の一つ。クロウリー系。日本魔術界の歴史について面白い記事が読める。団体だがカリキュラムの存否内容については不明。今後の発展を期待する。

  34. 仙学研究舎

     素晴らしい。秀逸の一言。魔術学徒にはほとんど関係ないが、高藤仙道が好きな人にはたまらない。

  35. オリエンタル・ウィッカ・Web

     魔女術系。充実。宗教団体。おりえんたる・ういっかは上記団体の主催者(男性)の個人ページ。20090805改訂

  36. 神智学協会ニッポン・ロッジ

     参考資料。現代魔術に神智学協会は有象無象の影響を与えた。20090805改訂

  37. バラ十字会AMORC

     まずは、彼らの主張するところでは、「バラ十字会AMORCは教育的慈善団体であり、その最高本部(Supreme Grand Lodge、米国カルフォルニア州のNPO法人、非営利団体)との契約の下に、1977年に設立されたバラ十字会日本本部AMORC (Grand Lodge of the Japanese Language Jurisdiction, AMORC)は非営利の任意団体です。その活動とサービスは会員の会費に支えられています。東京都認可(2003年)の特定非営利活動(NPO)法人アモールクは、その定款上に定められた異文化理解による世界平和の推進に寄与するために、日本本部の事務の一部(印刷、出版、発送等)を受託しています。」とのことである(2014/07/14同会HPより採取)。

     AMORCとは、"Ancient Mystical Order Rosae Crucis"の頭文字である。和訳としては「古代神秘=薔薇十字教団」と訳されることが多い。アメリカのバラ十字運動のもっとも主要な一翼。ただし、当然ながら所謂伝説の「真の薔薇十字団」とは異なる。
     チャーター(認可権・認可状)はOTOのテオドール・ロイス(Theodor Reuss, 1855‐1924[3?])からAMORC設立者H.スペンサー・ルイス(H. Spemcer Lewis, 1883‐1939)に1915年に与えれ、1925年にフロリダで正式に結成され後にカリフォルニアに移転(1927)(マッキントシュ、クリストファー『薔薇十字団』平凡社、1990参照)。ルイスはロイスの後継者としてOTOの指導者を自認したハインリヒ・トレンカー(1880‐1956)とも仲良しだったらしい。チャーターは、OTOからだが、クロウリーによりセレマ系宗教団体と化す前のメイソン系団体OTOである点には注意して欲しい。
    ルイスはクロウリーと仲良しではないので注意を要する。アメリカのクロウリー系のOTOとAMORCの関係については知らないが、OTOが巨大化したら一悶着ぐらいあるかもしれない。マッキントシュ『薔薇十字団』12章に詳しい。
     また、クリストファー・パートリッジ編『現代世界宗教事典:新宗教、セクト、代替スピリチュアリテイ』(2009)以下のように記されている。

    「そうした〔薔薇十字運動の〕団体のなかでも突出しているのは、アトランティス、エジプト、チベットの知恵を合わせた折衷主義的な団体「古代神秘薔薇十字団」(AMORC)、ルドルフ・シュタイナー信奉者から派生し、主に占星術に関心を向けている「薔薇十字友愛会」、そして本質的にネオ・グノーシス的な特徴を持つ「レクトリウム薔薇十字団」である。もしこれらに共通の特徴があるとすれば、それはあからさまなエリート意識、そしてキリスト教正統派を拒絶することである。それらのなかには、どのような観点からしても、宣言書の著者たちの薔薇十字運動を代表できると考えられるものはない。」(P.435)

     日本では学研「ムー」への宣伝や朝松氏の小説などでちょっと茶化されていたこと、いわゆる「魔術・魔術していない」(彼ら自身魔術とは違うと述べているようである)こともあってか、若手魔術師などに一部軽視された傾向がある。ただし、本当のAMORCの会員・出身者には、著名なオカルティストも多く。極めて重要な団体である。通信講座も極めて充実している(カタログは英語版Wikiなどでも参照できる)。
     なお、その手軽さからか、ちょっと入ってみたマジシャンも内外ともに多い。集団自殺で有名な太陽寺院教団のフランス国籍の教祖ジョ・ディ・マンブロ(1924−94)も、1956−1960年後半にかけて一時期AMORCの会員であったといわれている。 2015/02/09改訂

  38. 国立国会図書館

     参考資料。

  39. 財団法人 聖書協会

     参考。20090807

閉鎖・消滅サイト

 従前、インターネットアーカイブでの閲覧等の便宜のため、閉鎖・消滅サイトについてURLを紹介していましたが、紹介を停止いたしました。しかし、多くのすばらしいサイトがあったことを我々は忘れません。

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作成者: JAGD
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